私は奈良県で暮らしている。
長じるにつれて、東京都や大阪府に寝起きしていたが、
元に戻った。
すっかり都落ちだ。
奈良という土地は明日香村より南に下ると大和盆地の
南に突き刺さり、県南部以降、山々が連なる。
ハッキリ言って田舎である。
大阪人に出身を答えるとかなりの確率でマウントを取られた。
「奈良ってどこやねん?」と知ってるくせに言うのである。
しかし東京の人は意外にも、「いいところだね~」という人もいた。
自論だが、出身地が田舎の場合、堂々と答える人は自己愛が高いと思う。
ここに言う「自己愛」とは自分を誇らしげに感じるという意味だ。
私は自己に誇れるものはない。
辛うじて言えば、登録していない税理士資格。
その他は一切といっていいくらいないのである。
まさしく奈良県南部と同じだ。
しかし、最近古代大和に興味を持ち始めた。
調べていくと、面白い。
そうだ、奈良は歴史があった。
歴史というと戦国時代や幕末しか興味を示さなかった私だが、飛鳥時代より前を趣味として考えてみるのもいい。
司法書士の勉強を早くしろ、という感じだが。
私と同様に、自分に自信がない・自己肯定感が低いという方は一度地元の魅力を発見されてはどうだろう。
もしかすると、もしかするかもしれない。