ネットでは「自己実現」・「夢や目標」ビジネスがお盛んである。
要するに、お金持ちになって今の暮らしぶりを変えましょう、というもの。
難関資格を取れば社会でちやほやされ、高い報酬をもらえるらしい。
アホか!と言いたい。
高い報酬をいただく場合、会社員なら給料の何倍もの売り上げを会社に与えなければならない。
自営業なら仕事を頑張らないといけないのである。
人に聞いた話だが、年収何千万もある弁護士さんの昼食はアンパンと牛乳。
なぜなら飯を食ってる暇がないほど忙しいらしい。
難関資格を取ったら仕事が来るわけではないのである。
そういう仕組みを会計事務所に就職してわかってきた。
話が変わるが、会計事務所職員は営業が苦手だ。
1か月分の取引をTKCに入力し終わると昼時になった。
運よく社長がいたのでラーメンをおごってくれることなった。
しかし、ラーメンが来るまで先輩と社長は無言である。
何もしゃべらない(笑)
会社も交際費で落とすとはいえ、昼食をごちそうになるんだから先輩も気を遣えよ!とさりげなく思っていた。
こんな仕事はない。楽すぎる。
15年前の話だが、中小零細企業まで下りていけばこの話はまだ通用する、と思う。
インターネットの記事を見ると会計業界は飽和状態とあるが、力のある人ならまだまだ稼げると思う。
でも難関資格取ればそれだけで自己実現とみなすのはいささか暴論ではないか?
49歳の私が、若い頃の自分に、可能であれば言っておきたい。
「資格を取ればゴールなんかじゃないんだよ」
「人間的に面白く、人の倍働かないと一般の人よりもいい報酬を頂けないよ」
かなり上から目線で偉そうなことを書いてるな、と思った方はご容赦いただきたい。
難関資格ビジネスなんか、金儲けに最も遠回りな気がしてきたので書かせていただいた。
難関資格を目指いしている方に言わせていただくと、「諦めたら終わり」。
年齢・自分の人生で悩んでいる方も多々おられる。
弁護士に成っても求められることが高く、イメージ通りではないかもしれない。
しんどい仕事。報酬は高いが、楽ではない(なんか今日は偉そう、すいません)。
でも諦めてしまっては終わりである。
今を大切に。